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猫の病気と対策【メインクーン】

2019年10月15日

人間が病気をするように、猫も様々な病気にかかってしまいます。猫種によってかかりやすい病気や遺伝性疾患が異なり、飼い主は対策を取る必要があります。

今回は中年期以降に遺伝疾患が多くなる「メインクーン」のかかりやすい病気と対策方法を見ていきましょう。

メインクーンがかかりやすい病気とその対策

メインクーンは北アメリカのきびしーーい気候での中で生き残った猫から産まれたから身体が丈夫なんだよ。

ヒナ
ヒナ
ハリボー
ハリボー

だったらあまり病気とか気にしなーーくてもいいのかな?

と思いがちだけど、実は中年期に入ると疾患が増えてくるんだよ。

ヒナ
ヒナ

肥大型心筋症

原因と症状

肥大型心筋症とは、全身に血液を送る役割を持つ左心室の筋肉(心筋)が肥大化する病気です。その結果、心臓にためられる血液の量が減り、1回の拍動によって送る血液の量が減ってしまいます。中高齢の猫に多い病気です。

初期段階では無症状な場合が多いですが、進行していくとだんだんと元気がなくなり、呼吸困難・血栓症・後ろ足の麻痺などの症状をもたらします。血栓は心臓内の乱流によって発生するものです。この血栓が血流に乗り運ばれる際、血管の途中で詰まってしまう病気を血栓症(動脈血栓寒栓症)といいます。

肥大型心筋症の原因はよくわかっていません。有力な説として、肥満によってなりやすい・遺伝子が関係しているなどと言われています。

「最近元気がない」「食欲が落ちてきた」といった症状が現れたら、肥大型心筋症を疑いましょう。病気が進行すると、苦しそうに呼吸をしたり動くことを嫌がるようにもなります。

対策方法

はっきりとした原因がわかっておらず、現時点で確実な予防法・治療法はありません。少しでも怪しいと思ったら動物病院を受診し、心臓病の検査をしましょう。

肥大型心筋症が見つかったときにもらえる薬は完治させるものではなく、「進行を緩やかにする」「負担を少なくする」役割のものです。その他、血栓ができにくくする薬もあります。

これらの薬は初期段階で投与する方が効果を期待できます。肥大型心筋症は早期の発見が大切です。

ワンポイント!肥大型心筋症の早期発見のために家でできることは「日頃から猫の心拍数を測ること」です。猫は心筋の肥大化が進むと心拍数が上がります。猫の胸に手を当て、1分間で何回拍動するかを数えましょう。猫の心拍数は人間の心拍数よりも早く、1分間に140~220回だとされています。
確実に測ろうと思ったら安価なもので大丈夫なので、聴診器を用意することをおすすめします。

多発性のう抱腎

症状と原因

多発性のう胞腎とは、腎臓に異常なのう胞(腎臓に液体を溜め込んだ球状の袋)が多数発生する猫の遺伝性の病気です。発症するとのう胞は少しずつ数を増やし、最終的に腎臓を圧迫し腎不全を起こします。

多発性のう胞腎は初期症状があまりなくゆっくりと進行していきます。普段から健康診断に行っていない猫の場合、腎不全の症状が出るまで発症に気づかない場合が多いです。

腎不全の症状として、多飲多尿・食欲低下などがあります。症状が悪化してくると尿毒素が体に回り口臭が強くなったり、便秘・嘔吐をするようになります。それに伴い体重が減少します。

対策

遺伝性の病気のため、確実な対策方法はありません。現在、遺伝子検査によって多発性のう胞腎を発症するリスクがあるかを調べる施設があります。メインクーンを含め、この病気にかかりやすい遺伝子を持った猫を飼う場合は一度検査をしてみることをオススメします。

また、この病気を完治させる決定的な治療法はありません。病院での治療は主に腎不全に対する治療となります。

のう胞液を抜くために針を刺すという治療法もあるけど猫に大きなストレスを与えたり、感染症のリスクもあるから病院の先生や専門家によく相談してから治療を行ってね。

ヒナ
ヒナ

毛球症

症状と原因

毛球症は毛づくろいした時に少しずつ飲み込んだ毛が胃で塊となることで、胃や腸に様々な症状を起こす病気です。この塊は毛球と呼ばれ、胃で生成されます。毛は体内では消化されず、胃液で満たされた胃内で毛がもまれることで毛球が大きく育っていきます。

猫は本来毛を飲み込んでも毛球が作られることはなく、ほとんどの場合便として排出されるようになっています。毛球が作られてしまった場合でも、定期的に嘔吐することで体内に毛球を溜めずに吐き出すようになっています。しかし、メインクーンのように長毛な猫や毛づくろいの頻度が多い猫は胃で作られた毛球を正常に吐き出すことができないまま大きく育っていきます。それにより、毛球が胃の限界量を超えて腸に詰まることで毛球症を発症してしまいます。

対策

毛球が胃の限界量を超えてくると、食欲がなくなったり嘔吐の頻度が多くなるなどの症状が現れます。毛球が腸へ流れると緊急性のある「閉塞」を起こしてしまうことがあるため、このような症状が現れたらすぐに動物病院へ受診しに行きましょう。

ワンポイント!腸閉塞(ちょうへいそく)とは、腸が完全に塞がっている状態や、内容物が正常に腸内を通過できなくなる状態のことをいいます。腸管の中が塞がる「機械的閉鎖」と、腸管が正常に働かなくなる「機能的閉鎖」とよばれるものがあります。
どちらも治療が必要です。

また、毛球症を予防するために細めなブラッシングを行うことと、飲み込んだ毛を体外へ排出させるために猫草などの繊維を食べさせましょう。

メインクーンの平均寿命

メインクーンの平均寿命は11~13年と言われています。猫の平均寿命が15年前後とされているため、メインクーンはやや短命となります。

寿命が短い理由として高齢になると遺伝疾患の病気が現れる可能性が高くなるためです。今回紹介した病気以外にも、親がその遺伝を持っていれば産まれてから3~4ヶ月でに100%発症するとされている「脊髄性筋萎縮症」などがあります。もちろん予防方法もなく、発症すると短命で亡くなってしまう病気です。

遺伝疾患は、予防方法や治療方法が確立していないものがほとんどです。定期的に動物病院を受診したり健康診断によって、疾患の早期発見が大切です。

ヒナとハリボーの部屋

ハリボー
ハリボー

こう見るとメインクーンは病気が多くてあまり身体が丈夫ではなさそうだね。

遺伝疾患は予防や治療は難しいから、早期に発見して進行を遅らせたり症状を緩和する治療をしてあげてね。

ヒナ
ヒナ
ハリボー
ハリボー

ブラッシングをして毛球症にも注意だね。