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猫の病気と対策【ペルシャ】

2019年10月15日

人間が病気をするように、猫も様々な病気にかかってしまいます。猫種によってかかりやすい病気や遺伝性疾患が異なり、飼い主は対策を取る必要があります。

今回は長寿だけど疾患・病気の多い猫「ペルシャ」のかかりやすい病気と対策方法を見ていきましょう。

ペルシャ猫のかかりやすい病気

ペルシャは古くからある猫種で長生きするけど、遺伝疾患や病気の多い猫でもあるよ。

ヒナ
ヒナ

多発性のう抱腎

症状と原因

多発性のう胞腎とは、腎臓に異常なのう胞(腎臓に液体を溜め込んだ球状の袋)が多数発生する猫の遺伝性の病気です。発症するとのう胞は少しずつ数を増やし、最終的に腎臓を圧迫し腎不全を起こします。

多発性のう胞腎は初期症状があまりなくゆっくりと進行していきます。普段から健康診断に行っていない猫の場合、腎不全の症状が出るまで発症に気づかない場合が多いです。

腎不全の症状として、多飲多尿・食欲低下などがあります。症状が悪化してくると尿毒素が体に回り口臭が強くなったり、便秘・嘔吐をするようになります。それに伴い体重が減少します。

ペルシャの場合、両親が多発性のう胞腎を発症していると、子は50%の確率で発症してしまうとされています。2才までに発症し8才頃になくなってしまう場合がほとんどで、治療法が確立していない遺伝疾患となります。

対策

遺伝性の病気のため、確実な対策方法はありません。現在、遺伝子検査によって多発性のう胞腎を発症するリスクがあるかを調べる施設があります。ペルシャを含め、この病気にかかりやすい遺伝子を持った猫を飼う場合は一度検査をしてみることをオススメします。可能であれば、親猫がこの疾患を患っていないかを調べましょう。

また、この病気を完治させる決定的な治療法はありません。病院での治療は主に腎不全に対する治療となります。

のう胞液を抜くために針を刺すという治療法もあるけど猫に大きなストレスを与えたり、感染症のリスクもあるから病院の先生や専門家によく相談してから治療を行ってね。

ヒナ
ヒナ

肥大型心筋症

原因と症状

肥大型心筋症とは、全身に血液を送る役割を持つ左心室の筋肉(心筋)が肥大化する病気です。その結果、心臓にためられる血液の量が減り、1回の拍動によって送る血液の量が減ってしまいます。中高齢の猫に多い病気です。

初期段階では無症状な場合が多いですが、進行していくとだんだんと元気がなくなり、呼吸困難・血栓症・後ろ足の麻痺などの症状をもたらします。血栓は心臓内の乱流によって発生するものです。この血栓が血流に乗り運ばれる際、血管の途中で詰まってしまう病気を血栓症(動脈血栓寒栓症)といいます。

肥大型心筋症の原因はよくわかっていません。有力な説として、肥満によってなりやすい・遺伝子が関係しているなどと言われています。

「最近元気がない」「食欲が落ちてきた」といった症状が現れたら、肥大型心筋症を疑いましょう。病気が進行すると、苦しそうに呼吸をしたり動くことを嫌がるようにもなります。

対策方法

はっきりとした原因がわかっておらず、現時点で確実な予防法・治療法はありません。少しでも怪しいと思ったら動物病院を受診し、心臓病の検査をしましょう。

肥大型心筋症が見つかったときにもらえる薬は完治させるものではなく、「進行を緩やかにする」「負担を少なくする」役割のものです。その他、血栓ができにくくする薬もあります。

これらの薬は初期段階で投与する方が効果を期待できます。肥大型心筋症は早期の発見が大切です。

ワンポイント!肥大型心筋症の早期発見のために家でできることは「日頃から猫の心拍数を測ること」です。猫は心筋の肥大化が進むと心拍数が上がります。猫の胸に手を当て、1分間で何回拍動するかを数えましょう。猫の心拍数は人間の心拍数よりも早く、1分間に140~220回だとされています。
確実に測ろうと思ったら安価なもので大丈夫なので、聴診器を用意することをおすすめします。

流涙症

症状と原因

流涙症(りゅうるいしょう)とは、ペルシャやエキゾチックショートヘアなど鼻ぺちゃが特徴の猫がかかりやすい病気です。

流涙症になると、涙がでやすくなる・目やにが増える・鼻の横に疾患ができるなどの症状が現れます。これらによる痒みから、疾患部をこすってしまい皮膚炎に繋がることも考えられます。

主な原因はつぶれた骨格で、顔の作りが涙の流れを妨げてしまいます。それにより目の下が涙で濡れてしまい、涙やけ(常に涙で濡れてしまうことによる顔が汚れた状態)になってしまいます。その結果、上記の様な症状がでてしまいます。

また、ゴミや毛などが目に異物として入ってしまうと、涙の量が通常より多くなります。多くなった涙は正常に排出されず、流涙症の原因となってしまいます。その他、結膜炎や角膜炎も涙の量を増やす要因となります。

対策

ペルシャは流涙症になりやすい骨格で、この骨格を変えることはできません。しかし、その他の要因を取り除くことで流涙症を予防することは可能です。

まずは涙の量を多くしないことに注意しましょう。涙の量が多くなる要因として目にゴミや毛が異物として入ってしまうことが挙げられます。猫を注意深く観察し、目をかゆそうにしていたらゴミや毛が入っていないか確認して、もし入っていた場合は目薬などで洗い流してあげましょう。ゴミに関しては仕方ありませんが、目の周りの毛をカットすることで目に毛が侵入することは予防できます。

それでも涙が出て、顔が汚れてしまうことはあります。もし汚れや涙がたまっているのを見かけたら、顔を綺麗に拭いてあげましょう。

毛球症

症状と原因

毛球症は毛づくろいした時に少しずつ飲み込んだ毛が胃で塊となることで、胃や腸に様々な症状を起こす病気です。この塊は毛球と呼ばれ、胃で生成されます。毛は体内では消化されず、胃液で満たされた胃内で毛がもまれることで毛球が大きく育っていきます。

猫は本来毛を飲み込んでも毛球が作られることはなく、ほとんどの場合便として排出されるようになっています。毛球が作られてしまった場合でも、定期的に嘔吐することで体内に毛球を溜めずに吐き出すようになっています。

しかし、ペルシャのように被毛の厚い猫や毛づくろいの頻度が多い猫は胃で作られた毛球を正常に吐き出すことができないまま大きく育っていきます。それにより、毛球が胃の限界量を超えて腸に詰まることで毛球症を発症してしまいます。

対策

毛球が胃の限界量を超えてくると、食欲がなくなったり嘔吐の頻度が多くなるなどの症状が現れます。毛球が腸へ流れると緊急性のある「腸閉鎖」を起こしてしまうことがあるため、このような症状が現れたらすぐに動物病院へ受診しに行きましょう。

また、毛球症を予防するために細めなブラッシングを行うことと、飲み込んだ毛を体外へ排出させるために猫草などの繊維を食べさせましょう。

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ペルシャ猫の平均寿命

 ペルシャの平均寿命は15~20年で、純血種の猫の中では長寿です。これはとても歴史が古い猫ということが関係しているようです。

同時にペルシャは遺伝疾患や病気の多い猫です。正しく育てることと、定期的な健康診断に行くことで長生きしてもらいましょう。

ヒナとハリボーの部屋

ハリボー
ハリボー

ペルシャは古い猫で長寿なんだね。でも病気は多いんだ。

定期的な健康診断と、ブラッシング・食事制限・顔を清潔にしてあげるとか、正しい育て方をしてあげることで寿命を伸ばすことができるよ。

ヒナ
ヒナ
ハリボー
ハリボー

猫初心者の僕にはちょっと飼うハードルが高いかもしれない。

性格は飼いやすいんだけどね。猫初心者は疾患や病気の少ない猫をおすすめするよ。

ヒナ
ヒナ
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