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犬の病気と対策【シーズー】

2019年11月6日

人間が病気をするように、犬も様々な病気にかかってしまいます。犬種によってかかりやすい病気や遺伝性疾患が異なり、飼い主は対策を取る必要があります。

今回は丸顔・鼻ぺちゃ・垂れ耳「シーズー」のかかりやすい病気と対策方法を見ていきましょう。

シーズーのかかりやすい病気

シーズーは皮膚が弱い犬種だよ。

ヒナ
ヒナ
ハリボー
ハリボー

特徴的な垂れ耳も病気を引き起こしてしまいそうだね。

アトピー性皮膚炎

症状と原因

アトピー性皮膚炎は、強いかゆみや皮膚全体に炎症を引き起こす病気です。犬は基本的にグルーミング(毛づくろい)をあまりしない動物ですが、アトピー性皮膚炎になると自分の身体を舐めたりかじったりする動作が多くなります。その他、いつも以上に脚で身体をかくような動作が多くなったと感じたらアトピー性皮膚炎を疑いましょう。

アトピー性皮膚炎が慢性化すると、皮膚が分厚くなる・皮膚が黒ずむ・フケや抜け毛が多くなるなどの症状が現れます。年中かゆみがある犬や、花粉が飛ぶ時期など季節的にかゆみが強くなる犬もいます。皮膚炎がよく現れる場所は以下の通りです。

顔周辺
目の周り、口の周り、耳の周り
体の先端部
足先、尻尾、肛門周り、陰茎部
皮膚の重なる場所
わき、股の内側、ひじ、膝の裏側、指の間、肉球の間

アトピー性皮膚炎は皮膚の過敏な反応や、皮膚を保護する機能が低下する遺伝を持った犬が特になりやすい病気です。このような犬の皮膚や呼吸を通してアレルギー物質(ほこり・花粉・雑菌など)が体内に侵入することで、痒みが起こります。

対策方法

遺伝的な要因がある病気なため、確実な対策方法はありません。できることとして、皮膚の保護機能のあるシャンプーで身体を洗うことや、ストレスを与えないことです。ストレスを与えると、そのストレスによってかゆみが増幅してしまいます。また、治療や対策として必須脂肪酸のサプリメントなどが使用されます。

アレルギー検査を行い、それに対する対策を取ることも大切です。検査結果として出たアレルゲン(アレルギーとなる物質)が付着しない・皮膚に触れる時間を短くするようにしましょう。

上記であげたように「ほこりや花粉」がアレルゲンとして出た場合、付着を防ぐために散歩の際は静電気予防の服を着用する、触れる時間を短くするためにこまめにシャンプーをするなどが有効です。また、空気清浄機を使用して部屋のほこりや花粉を除去することも効果的です。一部のアレルゲンに対しては、「減感作療法」と呼ばれる徐々に身体をアレルギー物質に慣らしていくという治療法もあります。

アトピー性皮膚炎は、発症すると完治することが困難な病気です。継続的な治療やケアにより、痒みが気にならず身体をかかない・よく寝るようになることを目標に治療を進めていきましょう。

外耳炎

症状と原因

外耳炎(がいじえん)とは、外耳道の皮膚に炎症が起こる病気です。アトピー性皮膚炎や食物アレルギーを発症する、アレルギー体質の犬の約8割は外耳炎を併発しているというデータが出されています。

外耳炎の主な原因は雑菌の繁殖です。犬の耳は構造上換気がされにくく、湿りやすいため細菌が繁殖しやすくなっています。また、耳垢がたまり外耳道の粘膜を刺激することも原因の一つとして考えられます。

外耳炎の症状は耳のかゆみです。頭を振る・耳を何かにこすりつけるなど、耳が痒そうな動作をした場合は外耳炎を疑いましょう。悪化すると痛みを伴うようになり、触られることを嫌がるようになります。

対策方法

外耳炎の対策は普段から耳を清潔に保つことです。耳道洗浄液などを使用して耳垢を除去したり、耳を拭いてあげるなどが効果的です。耳の奥に綿棒を入れて掃除すると、耳の中を傷つけ逆に炎症を引き起こしてしまう場合もあります。見える範囲を優しく掃除するか、自信がない場合は動物病院でしてもらいましょう。

外耳炎の一般的な治療として、耳の掃除・耳に抗生物質や抗菌薬の塗布が行われます。必要であれば耳毛を抜くこともあり、原因を知るために耳垢の成分を調べることもあります。

外耳炎は一度発症すると慢性化しやすく、再発しやすい病気です。日頃から耳を清潔に保つことや、一度発症したら定期検診を受けることをを心がけましょう。

緑内障

症状と原因

緑内障(りょくないしょう)は、眼房水が過剰に溜まり眼圧が高くなる状態のことです。眼圧とは「眼球の圧」のことで、眼圧が高い状態が持続すると網膜に障害が起こり、視力を失う恐れがあります。

眼房水とは眼球内にある水のことで、量が多いと眼球が硬く少ないと柔らかい状態になります。眼房水は分泌と流出を繰り返すことで一定の量を保っていますが、流出量が低下することで眼房水が増え眼圧が上昇します。

眼房水の流出量が低下する原因は眼房水を流出する場所に閉塞が起こることで、これは主に遺伝的な要因が大きいです。また、角膜に深い傷が付いた状態からブドウ膜炎へと進行し、これが原因となり緑内障を引き起こすことも多いです。

緑内障を発症すると眼が赤くなり痛そうにする、元気がなくなる、何かにぶつかることが多くなるなどの症状が現れます。進行していくと眼が大きくなり、最終的に視力を失ってしまいます。

対策方法

緑内障の確実な対策方法はありません。初期段階で発見し治療することで失明のリスクを減らすことができるため、早期発見・治療が大切です。

しかし緑内障は早期の発見が難しく、病院を受診したときには視力を失いかかっているケースが多いです。眼の異常を少しでも感じたらすぐに病院に行く、定期的に検査をすることを心がけましょう。

椎間板ヘルニア

症状と原因

椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)は、姿勢や動きを支える椎間板への負担が大きくなることで負傷する病気です。激しい運動や肥満などが原因となり、老化とともに発症していきますが、ミニチュアダックスフンドなどの胴長な犬は若い頃から発症しやすい病気です。

症状は椎間板ヘルニアの発症部位によって、以下のように異なります。

症状 重症になると
頸部
(首のあたり)
頸部に鋭い痛みが走る
神経麻痺により足を引きずる
自力で立てなくなる
四股が麻痺して心身不随
排泄が困難になる
胸・腰部 腰から背にかけて鋭い痛みが走る
背中を触ると痛がる
後ろ足の麻痺
排泄が困難になる

前途の通り、椎間板ヘルニアの主な原因は「激しい運動と肥満」です。激しい運動とは主に、階段の登り降りや激しく跳ぶなど体に負担のかかる動作のことを指します。その他、肥満や骨の老化によって負担は大きくなり、椎間板が負傷し麻痺や痛みにつながります。

対策方法

ミニチュアダックスフンドなど椎間板ヘルニアを発症しやすい犬種や老犬は、激しい運動を避けるようにしましょう。家の階段は登り降りできないように柵をつける、床がフローリングなどの場合はカーペットを敷き滑りにくくするなども、椎間板ヘルニアの予防につながります。

また、肥満も椎間板ヘルニアの原因となるため、栄養バランスを考えた食事管理をしましょう。

飼い犬が脚を引きずるなど痛みを感じていそうな行動をしたら、椎間板ヘルニアを疑い動物病院を受診しましょう。初期段階では薬の投薬によって痛みを抑え治療することが可能ですが、症状が回復しない場合や重度の場合は手術など外科的な治療・リハビリが必要になります。

椎間板ヘルニアの症状が悪化すると、排泄困難となるので早期発見・治療が大切です。

シーズーの平均寿命

シーズーの平均寿命は13~15歳です。飼育方法や飼育環境によって大きく左右されるので、今回ご紹介した病気に注意しながら飼育していきましょう。

また、シーズーのような短頭種は生まれつき呼吸がしずらく暑さに弱い犬種です。夏場の暑い時期は熱中症にかかりやすいため、注意が必要です。

ヒナとハリボーの部屋

ハリボー
ハリボー

垂れ耳は外耳炎を引き起こしてしまうんだね。

他にも皮膚病や目の病気もあるから、注意が必要だね。シーズーは飼育方法や環境によって寿命が大きく左右されるんだよ。

ヒナ
ヒナ
ハリボー
ハリボー

病気にならないように飼育して、熱中症にならないような環境を用意して長生きしてもらおうね。

おかしいと思ったらすぐに動物病院を受診することも大切だよ。

ヒナ
ヒナ